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 ラグビーを初めたのは小学生の頃。

小学2年時から、地元のクラブチームである諫早クルセイダーズでタグラグビーを習い始めた。

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本格的にラグビーに取り組むようになったのは中学生から。幼馴染の勧誘を受け、長与ヤングラガーズに所属するようになった。ラグビーを始めたばかりの頃はコーチや友人からも褒められることが多く、とても楽しかったと当時を振り返る。

 

 

中学2年の新人戦。自分のプレーが全くうまくいかず、自身にガッカリした鮮明な記憶が今でも残っている。2年時から長崎県選抜に選出されたことで、個人的にも自信があり、調子に乗っていたことに気付かされた。この試合を機に、改めて自分を見つめ直し、さらなる成長を遂げる。

 

中学2年時、3年時ともに全国ジュニアラグビーフットボール大会に出場した。それまでは県内の相手としか試合をしたことがなかったため、全国から集う競合チームの選手たちと試合ができたのは、とても新鮮な感覚だったと振り返る。

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 長崎北陽台への進学を決めたのは中学2年の秋だった。

「このチームでラグビーがしたい」長崎県の花園予選決勝を観戦した際、北陽台のプレーに魅了され、長崎北陽台への進学したい思いが揺るぎないものとなった。

 憧れの北陽台でプレーするようになった白丸は、早くも1年生から花園出場を果たした。初めての花園で対戦した東海大大阪仰星との一戦。相手のコンタクトレベルがとても高く、ハンドリングスキルも負けていることを痛感した。自分たちのベストを尽くせた試合でもあったが、悔しさが残った。

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 今年度の花園予選決勝は、個人的にも焦ってしまい、視野が狭い状態でプレーしている場面が多かった。チームとしては、「(試合の)入り」にこだわってやろうと意気込んでいた。その結果、入りはとても良かったが、浮き足立ってしまったところもあり、相手に隙を突かれたシーンも見られた。

 

 ブレイクダウンの攻防は練習の成果が見られ、チームとしても自信につながる結果となった。しかし、アタックラインが浅くなってしまい、ボールが思い通りに回らないことも多かったため、深いセット­ポジションから動きながら仕掛けるアタックを花園に向けて磨き上げたい、と今後を見据えた。

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 11月23日、第102回全国高校ラグビー予選長崎県大会決勝が長崎市営ラグビーサッカー場で行われた。長崎北陽台と長崎北の決勝戦は、2年連続14度目。北陽大はこの試合を31-14で制し、5年連続21度目の優勝を飾るとともに、花園への切符を掴んだ。

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(敬称略)

 

文:ESC Academy 海老原翔空

​画像:*本人提供

※一部他サイトからの引用含む

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ESC Academy 密着取材ドキュメント

白丸 智乃祐

No.8

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〜 最後の舞台で、チームを導くために 〜

長崎北陽台

Tomonosuke Shiromaru

キャプテンの背中

Interview

花園開幕直前インタビュー

―― 全国大会の組み合わせが決まりましたが、どのように感じていますか。

 

初めは、日本航空石川と北見北斗の勝者と当たる。次のベスト8のところで常翔が勝ち上がってくるのではないかと考えています。個人的には結構いけるかなと感じているし、チームとしても勝つイメージを持つための準備をしている。

関西のフィジカルゲームの部分になってくると思うので、そこを自分達が前に出て止める、ターンオーバーして速いアタックをするところに磨きをかけるようにして練習しています。

 

――長崎北陽台の良いところと、今のチームの雰囲気を教えてください。

 

どのカテゴリーでも3年間みんな仲が良い。学年だけで固まったりもせず。みんな仲が良くて、喋るのもタメ口なので、そこがいいところかなと感じます。

 組み合わせ抽選が終わって相手も決まっているので、ターゲットに向けてみんなで同じ絵を描いて意識をひとつにしてやれている。練習も激しくやろうってずっと言っているので、メンバーもノンメンバーもバチバチやってくれています。

 

――キャプテンとして難しかったことや悩んだことはありますか。

 

自分は高校生で初めてキャプテンという役職をもらった。難しかったですし、ラグビーだけではなく、生活面から普段から12年の時よりも難しかった。

 

――花園に向けた意気込みをお願いします。

 

最後の花園なので、とにかく高校3年間の集大成をしっかり出して、後悔なく終われればいいと思います。

Message

Message

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支えてくれる方々からのメッセージ

弟・白丸暖人さん

最後の大舞台、思いっきり楽しんで!

兄は負けず嫌いな性格です。特にラグビーのことになるとプライドが高く、いつも口喧嘩をしてしまいます。それでも弟思いで色んなことを教えてくれます。僕の試合を見てここはこうした方がいいね、って言ってくれたり公園に行ってタックル練習やパス練習に付き合ってくれたりします。

 

思い出は、近所の公園に自主練習に兄と行ったことです。兄と僕と母で行って、母がボール出し、兄と僕でボールキャリーとタックルを交代交代にしました。最初は遊びでやっていましたが、気づいたら結構な強度になっていて、僕相手にも本気でやってくれる兄が好きでした。

 

高校ラグビー最後の大舞台で緊張したり、上手くいかないこともあるかもしれないけど、今までやってきたことを信じて一生懸命、そして思いっきり楽しんでやれば大丈夫!

 

目標目指して頑張れ!

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チームメイト・中島拳志朗さん

花園で、白丸を最高のキャプテンに

白丸は一言で言うとラグビーバカです。自主練習やウエイトトレーニングに誰よりも取り組むのはもちろん、暇があればラグビーの試合やYouTubeをずっと見ています。学校での休み時間も、ラグビーの話ばかりしており、つくづくラグビーバカなんだなといつも思います。笑

 

僕はそんな白丸に中学時代から刺激を受け続けていました。中学でラグビーを始め、その頃から体が大きく、試合をする度に成長してくる白丸がライバルチームとしてはとても嫌な存在でした。

 

高校に入ると、白丸の凄さを改めて感じました。高校1年生の頃から練習中は学年関係なく自分の考えや要求をハッキリと伝えたり、特別なプレーはせずとも基礎基本に忠実なプレーでチームを引っ張ったりしていました。

 

練習後はノートを毎日欠かさずに書いており、僕たちチームメイトも白丸のマネをして書くようになりました。白丸は中学の頃から暴れん坊のようなプレースタイルでチームを引っ張っていました。高校でも、プレーでチームを引っ張ってくれる頼もしい存在でしたが、今年はキャプテンとして更に頼もしい存在になりました。白丸は影響力がとてもあり、そのキャプテンシーに僕達はとても鼓舞されています。

 

そんな白丸とプレーできるのも残り少しです。花園では白丸を最高のキャプテンにする為にも目標であるベスト4以上を目指して頑張ります!

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